CADとは?導入の主な利点と注意点
CADとは「Computer Aided Design」の略で、コンピュータを使って設計することです。建築関連やデザイン設計などで活用されますが、手作業よりも作業が効率的で、ミスしても簡単に修正しながら進められるので、導入する会社も多いです。但し、導入にはコストがかかり、製図の書き方などの技術習得をしなければなりません。導入の目的をしっかり検討しなければ、導入が無駄になる場合もありますし、種類や機能も異なるため、自社の業務に適したCADを選ぶ必要もありますね。例えば、2D CADなら、建築設計図など平面での図面作成に向いており、入力も簡単、無料ソフトもあるので導入しやすいです。また、3D CADなら、立体の製図に向いているため、様々な現場で利用されていますよ。
製図の書き方とは?基本的な間取り図の書き方
2D・3D両方に対応したAutoCADだと、不動産などで見かける簡単な間取り図が書けます。書き方として、まずは、図面の基本である基準線を引き、次に、長方形コマンドで柱を書き、後は、ドア・窓などの建具を入れ、壁やキッチン・浴槽などの設備を室内に書き込みます。これは実際に操作すると、最初は複雑で難しいため、時間をかけて学ぶ必要があります。けれど習得できたら、例えば、観客を魅了するような劇場の舞台装置を設計できますし、片流れ屋根や寄せ棟などの複雑な屋根作成なら、メニューから選択して簡単に自動生成もできます。また、構造躯体の寸法線なども自動生成できるので、その都度、必要な資料を素早く作成できて、スムーズに作業を進められますよ。
水道CADはパソコン画面で簡単に製図ができます。データを複数人と共有したり、強度などの解析もでき設計が円滑に進みます。